フォークリフトの走行時の積載荷重について
- 2020.03.26
- 建築構造

工場の設計ではリフト走行を考慮しておかなければならない。
フォークリフトといっても、カウンター式リフト・リーチ式リフトなど様々なタイプがある。
構造設計をする中では、一般書庫・倉庫等あると床小梁用7800N/㎡が一つ基準となるが、㎡あたり780kg程度となる。(倉庫であれば 床小梁用3900N/㎡ )
しかしながら、2.0t,3.0t程度のカウンター式リフト、それ以上の重量リフト等を利用するとなると、マストを最大高さに上げた状態となると前輪にはざっと5t(50kN)/㎡程度の荷重が短期的にかかる。(※リフトメーカー、t数によって異なる)
前輪の2輪にそれぞれかかると想定しても、 短期的に ㎡あたりに生じる荷重も大きい。
最近、工場の設計をしている際に、初めて付き合う若い構造設計者と話したところ、積載荷重は指示してもらわないと分からないといったことで、??となった。 構造設計者がどのようなヒアリングをして、設定するのか期待していたが、受け身で残念だった。
フォークリフトについては、ネットで検索してきてもなかなかなく、積載荷重を設定することが非常に難しいと思う。
リフトt数、荷の重さ・積み方、リフト利用方法、利用頻度等を確認しなければ、積載荷重は算出できない。
※現場でリフト乗る方は構造のことなど考えず、荷を積み上げるので要注意。ヒアリングで確認しておかなければならないと思う。そのため、リフト等重量物が走行する施設の場合は、基本設計の段階から施主とのヒアリングに入った方がよいと思う(又は、意匠設計者が把握しておくこと)
積載荷重を決める際に衝撃係数・走行係数を加えたりとしたりもするが、明確な基準はないと思う。(※あるのならば、教えていただきたいと思う)
参考に算出方法を追記するが、安全側すぎる部分もあるのかなと思う。
(※後日、時間があるときに追記)
(※誤記があればご指摘願う)
-
前の記事
管理建築士講習会 2020.03.05
-
次の記事
住宅を建てるにあたりまとめ備忘録 2020.04.18