アスファルト舗装について

アスファルト舗装について

仕事で片側1車線の国道〇号線を走っていると、全国を縦横断する国道様といことで道路拡幅工事が行われていた。片側2車線の道路になるのだろう。

 

そこで、停車時におおっっとなり、パシャリ!

アスファルトが3層も!!

さすが、全国を縦横断する国道様!厚いですね。

50+50+50のアスファルト舗装

大型トラックが通ってもこれはひびわれないぞ。

路盤は見えなかったけど、さぞお厚いのだろう。

国民の生活・物流をささえる国道なので、頑丈にということでお金もかけているのだろう。(※補修も早々はないだろう)

 

自分が携わる建築物件では、10tトラックが敷地内をグネグネ曲がる程度でどんなに地盤が悪くても舗装は2層である。(※地盤が悪い場合は路盤が厚くなる)

下屋や犬走りでは、コンクリート舗装をすることが多いが、予算や工期が厳しい時には半たわみアスファルト舗装(以下、半たわみ舗装)を採用することが多くなってきた。

近年、道路改修で交差点手前の停車位置で半たわみ舗装している箇所が多くなってきている。

夏季にアスファルト舗装が熱され、車両の重量でわだちができやすいため、半たわみ舗装でわだちができにくいように改修しているようだ。灰色のため、若干涼しいくなる??←イメージ 暑さ 黒色>灰色

 

半たわみ舗装は、粗粒アスファルトを舗装後、粗粒アスファルトのため、空隙に特殊セメントミルクを浸透させ、コンクリートの剛性をプラスしたものである。

施工後はセメントミルクが表面に残るため、灰色一色となる。

徐々に表面のセメントが剥げ、アスファルト舗装の黒色が目立ってくる。

※竣工時に白線引きする際は、白色があまり映えない。

①密粒のアスファルトよりも強度が高い(大型車/フォークリフトの旋回にも強い)

②密粒のアスファルトよりも熱によるわだちができにくい

③コンクリート舗装より安価で施工期間が短い(鉄筋配筋等がない)

④工事費はアスファルト舗装より高く、コンクリート舗装より安価

※採用した物件ではフォークリフト・大型車が旋回しているが、今のところ表面が剥げてきた程度で特に支障は生じていない。

強いて言えば、下屋/犬走りでの採用のため、雨の際にフォークリフトがスリップしてしまうことがある。(※表層のセメントで滑っているのだろう)

※表、後日作成

 

駐輪場や住宅の駐車場はアスファルトでは自転車スタンド・タイヤのわだちができるため、コンクリートとすることが多いが、半たわみ舗装とすることもコスト削減の方法なのかなと思う。

 

アスファルト舗装については苦い過去があったな。

ローダーを側溝際で押さえてしまい、舗装面が下がりすぎてしまい、側溝天端と段差ができたことがあった。側溝天端に乗せ、合わせて押さえていかないと段差ができるらしい。(←勉強不足)

舗装屋はチームによって能力の差がありすみませんとのこと…怒

備忘録…

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